韓国の公営放送で情けない話がありまして・・・。
2PMのテギョンと少女時代のソヒョンが主演を務める韓国ドラマの撮影中にユネスコ文化遺産に登録してある屏山書院内の柱に撮影スタッフが数か所の釘を打ち付けたそうです。
それをたまたま見ていた建築家が激怒してSNSに抗議の文章を投稿。すると大きく騒がれて放送局のKBSに批判が殺到しました。しかもKBSは過去にも同様なやらかしをしていて火に油を注ぐ感じで大衆の怒りを相当買っているようです。
テギョンとソヒョンのドラマ撮影 文化遺産毀損で批判
テギョンとソヒョンが現在、撮影しているドラマは「主役の初体験、私が奪っちゃいました」(もしくは「ナムジュの初夜を過ごしてしまった」)という作品です。脚本がチョン・ソンヨンで監督がイ・ウンヒが担当しています。ドラマの撮影現場が、韓国の慶尚北道・安東市です。
昨年末の12月30日、文化遺産の屏山書院にある楼閣や寄宿舎の柱7か所に釘を打っていたドラマスタッフの姿が建築家のミン・ソホン氏の目に留まりました。
ミン・ソホン氏は、ドラマスタッフに文化遺産なので釘を打つべきではないと注意したところ逆ギレされたらしいです。その時、撮影スタッフは安東市から許可を受けていると主張したそうですが、これは撮影するのはOKでも文化遺産に傷をつけもいいはずがなく絶対に許可しないと思います。すごい主張です。
建築家が一連の騒動をSNSに投稿したことで世論を巻き込んで放送局のKBSが批判を浴びる格好となりました。そして、安東市側も怒っていて警察署に訴えることになりました。
韓国の文化遺産 屏山書院とは?
画像参照元:http://www.byeongsan.net/
今回、被害に遭った屏山書院は、朝鮮王朝時代の代表的な建築物になります。柳成龍というとても高名な儒学者の先生を慕って弟子たちが建てた学校です。そして、この書院に地方から沢山の儒学者や学者を目指す子供たちが集まり勉強をしました。
2019年に屏山書院を含む9か所の書院まとめてユネスコ文化遺産として登録されました。大講堂は立派で楼閣としての価値が非常に高いそうです。まわりが山々なので自然美に心が洗われますね。
ドラマのロケ地としても使用される事が多く韓国ドラマ「チュノ」とか有名です。
KBSの世界遺産毀損は「大祚榮」でもあり
KBSは、今回同様に過去にも世界遺産に登録されている文化財を傷つけたことがあります。当時もドラマ撮影時の出来事です。2007年の韓国ドラマ「大祚榮(テジョヨン)」で撮影場所となった聞慶セジェ関門の城壁や柱の複数個所に大きな釘を打ち込んだことがありました。
前回の反省もなく今回また同じように文化財に傷をつけたので批判の声が大きくなりました。KBSは公営放送なので、世間では受信料を払わないという声やドラマも観ないという声が上がってます。
テギョンとソヒョンは、たまたまドラマに主演していたことで名前があがってしまいある意味気の毒ですよね。ドラマは、WEB小説が原作になっていて女子大生が小説の脇役の中に入り込んでしまうファンタジー系ラブストーリーです。