2019年11月にKARAのメンバー、ク・ハラが自殺したニュースは、韓国だけでなく日本でも衝撃が走りました。そして、ク・ハラが自ら命を絶ってしまったそのバックグラウンドが次から次へとあぶり出されていきました。

ここ数日、ハラ関連のニュースが新たに2件ほど報じられていたので、それぞれをまとめて書いてみたいと思います。


ク・ハラ法の成立ならず 遺産目当ての母親

ク・ハラの人生に暗い影を落としたのは、幼少の頃からでした。

ハラが亡くなってから突然、現れたハラの母親。

ハラが小さい頃、ハラとお兄さんを捨ててずっと何十年も音沙汰がなかった母親が、ハラのお葬式にノコノコとやってきてハラの財産を貰う権利があると主張したのです。

勿論、ハラの身内であるお兄さんはこの事に激怒しました。そして、ハラの財産をこの母親にいかないようにと「ク・ハラ法」を制定するように訴えました。

多くの署名が集まったにも関わらず「ク・ハラ法」の成立はならず。子供を捨てた親の相続権はそのまま維持される事となりました。

ハラの母親は、親権も放棄していたのに・・・。

幼き頃のハラとお兄さんはお祖母さんと叔母さんに育てて貰ったそうですよ。お父さんは、家族を養うために土木作業員として工事現場を渡り歩いていたそうです。

ク・ハラの母親は、家を出て行ってから一度もハラに会っていなかったのによくあらわれることができましたよね。

しかも怒号が飛び交っているにも関わらず周囲の人たちに自分はハラの母親だとアピールしていたそうです。参列した芸能人には、「いつもテレビを見ています。ハラが生前、お世話になりました。」と写真を一緒に撮るくれるように頼んでいたというから驚きです。

韓国ドラマだけの世界だと思っていたらこういう人、実生活にもいるんですね。

結局、ハラの財産の半分は、両親が相続することになります。お父さんは放棄してお兄さんに相続権を譲ることになりましたが、母親はそのまま相続するようですね。

ク・ハラの元カレの裁判が始まる

そして、もう一人、ク・ハラの人生を奈落の底に突き落とした元カレです。

ク・ハラの自殺の直接的原因はこの元カレの行った行為から来ていますよね。

ハラの元カレが、ハラの同意なしに勝手に二人の動画を撮影して、公開すると脅迫したというものです。さらにハラへの暴力に関しても起訴されました。

しかし、何と裁判の判決は、信じられないものとなりました。

ハラの元カレの盗撮に関しては、無罪となったのです。その上、ハラへの暴力や脅迫に関しても執行猶予付きの軽い判決でした。

この裁判を担当していた判事がどうやら最悪な人間だったようです。ハラは、動画を見ないで欲しいと懇願していたのにそれを無視して視聴したあげく、判決内容にその動画についての詳細を記してあったというのです。

これに関しては、韓国の女性団体も怒りを示して現在も裁判は続行中のようです。本当に許せないですよね。

ハラのお兄さんは、ハラの元カレの裁判にも出席していて不当な判決に涙していたと言います。ハラは、母親と元カレは最悪でしたが、お兄さんやお父さん、そして育ててくれた祖母や叔母には恵まれていたのでその分、生きて欲しかったですよね。