GW中ですが、コロナ禍で何処にも行けませんがこういう時こそ録画してあった韓国ドラマやレンタルしてきた韓国映画を観たいと思います。
その前に先月の話題になりますが、触れておきたい話題が一つあります。韓国人で初となるアカデミー賞を受賞したベテラン韓国女優のユン・ヨジョンについてです。
ユン・ヨジョンは、73歳にしてアカデミー賞の助演女優賞を受賞しました。韓国ではこの快挙に話題持ち切りなのですが、アカデミー賞を受賞しただけでなくスピーチをはじめとしたその発言にも注目が集まっているので取り上げてみたいと思います。
ユン・ヨジョンのアカデミー賞助演女優賞
韓国人では初となるアカデミー女優となったユン・ヨジョン。ちなみに、アジアの女性では2人目の受賞だという事です。(1958年「サヨナラ」のナンシー梅木以来)
そして、ユン・ヨジョンのアカデミー賞助演女優賞は映画「ミナリ」での演技に対するものです。映画「ミナリ」は、韓国系の移民家族がアメリカドリームを目指して奮闘するストーリーです。出演している俳優陣は、ユン・ヨジョンの他にスティーヴン・ユァン、ハン・イェリ、ウィル・パットン、スコット・ヘイズなど。
この作品には、ブラッド・ピットもプロデューサーとして参加しており下記で紹介しますが、授賞式スピーチの際にユン・ヨジョンとブラピのやりとりが面白くて話題になりましたね。
ユン・ヨジョンのスピーチについて
ユン・ヨジョンのアカデミー賞受賞と同時に注目されたのが彼女のスピーチやインタビューでの発言です。
私は、今朝のサンデーモーニングではじめて知ったのですが、ユン・ヨジョンが今回のアカデミー賞を受賞した際にとても感動する言葉を残していました。
「人を人種で分類したり、分けることは良くないことです。 虹のように全ての色を組み合わせてより美しくしていく必要があります。虹にも7つの色があるように様々な色があることが大事なのです。」
この発言は授賞式スピーチではなかったので、どこで話したものなのか調べたところ米国映画芸術科学アカデミー主催の懇談会での発言だったようです。
様々な場所で問題になっているヘイトスピーチ(特にアジア系への差別)について語ったものだと思うのですが、サンデーモーニングでこの発言が取り上げられたのがとても印象に残っていて彼女の授賞式スピーチにも凄く興味がわきました。
ユン・ヨジョンのアカデミー授賞式スピーチは、プレゼンターを務めたブラッド・ピットに対して「会えて嬉しい」と喜んだのも束の間、実ははじめて会ったようで「撮影時にどこにいたの?」とツッコミを入れて笑いを誘ったそうです。
その他、授賞式スピーチでは、ユン・ヨジョンは今回の受賞にとても驚いていてライバルとなった他の候補者たちを立てつつ自分は運が良かったと話しとても謙虚だったらしい。2人の息子さんの事も話していましたね。
ユン・ヨジョンのスピーチは、評価が高く様々なメディアで「ベストスピーチ」と賞賛されています。
韓国女優のユン・ヨジョンについて
二人の息子さんの話も出たついでにユン・ヨジョンのプロフィールや過去に出演した映画、ドラマなどプライベートを含めて紹介していきたいと思います。
ユン・ヨジョンの出身は、京畿道開城府になります。現在の北朝鮮開城市(「愛の不時着」の舞台)です。もしかしたら身内など親戚関係が北朝鮮にいる可能性高いですよね。
漢陽大学に通っていましたが、中退して1966年にTBC採用タレント3期生として芸能界入りしました。1971年にMBCドラマの張禧嬪(チャン・ヒビン)に主演しましたが、翌年に歌手の趙英男と結婚して芸能界を引退。
結婚後すぐに渡米して息子二人が生まれますが、1985年に離婚します。
離婚後は、韓国芸能界に復帰して沢山のドラマや映画に出演しました。ブランクがありましたが、その分、精力的に芸能活動を続けていったようですね。
韓国ドラマにも本当に沢山出演しているのですが、近年の作品を一応、載せておきますね。
韓国女優 ユン・ヨジョンのドラマ作品
2005年「がんばれ!クムスン」(MBC)
2006年「本当に本当に好き」(MBC)
2006年「19歳の純情」(KBS)
2006年「キツネちゃん、何しているの?」(MBC)
2007年「愛する人」(SBS)
2007年「ヨメ全盛時代」(KBS)、
2008年「チュンジャさんちはお祭り騒ぎ」(MBC)
2009年「家に帰る道」(KBS)
2009年「地面にヘディング」(MBC)
2010年「黄金の魚」(MBC)
2010年「楽しい我が家」(MBC)
2011年「私の心が聞こえる?」(MBC)
2012年「棚ぼたのあなた」(KBS)
2013年「女王の教室」(MBC)
ユン・ヨジョンは、オスカー女優になった事でこれから沢山の仕事が舞い込むはずです。現にOBビールなど飲食関係やファッション業界のモデル起用などが決定しているそうです。
このことは、シニア世代の俳優たちにも夢を与えますね。