第25回を迎える春史映画祭が、2020年6月19日に開催されましたね。
この映画祭、本来なら4月に開催されるはずでしたが、新型コロナウイルスの影響もあって延期となっていました。6月19日に無事に映画祭が開催されて良かったと思います。
春史映画祭は、韓国映画監督協会が主催しています。1990年から行われていて度々、開催されない年もありました。受賞する作品はあまり商業的な部分を含まずあくまでも映画作品としての素晴らしさ、芸術性や創意性をメインに審査しています。
それでは、2020年の授賞式で選ばれた作品や男優賞、女優賞などを紹介していきますね。
イ・ビョンホン 春史映画祭 2020の主演男優賞
第25回春史映画祭の主演男優賞は、イ・ビョンホンが受賞しました。
イ・ビョンホンは、韓国映画「南山の部長たち」の演技に対しての受賞でした。
「南山の部長たち」は、1979年の朴正煕大統領暗殺事件を扱った作品ですね。朴正煕大統領は、朴槿恵大統領のお父さんです。ほぼ実話のお話です。
イ・ビョンホンは、朴正煕大統領を暗殺する中央情報部長を演じていますね。
そして、イ・ビョンホンの演技力が素晴らしいのは言うまでもないのですが、イ・ソンミンをはじめ共演者たちも皆、演技が素晴らしかったそうです。
イ・ビョンホンも授賞式でイ・ソンミン、クァク・ドウォン、イ・ヒジュン、キム・ソジン達の名前をあげて讃えていたのが印象的でした。
イ・ヨンエ 春史映画祭 2020の主演女優賞
年齢を重ねてもいつまでも美しい韓国女優のイ・ヨンエ。彼女が、2020年の春史映画祭で主演女優賞を受賞しました。イ・ヨンエの受賞は、韓国映画「私を探して」の演技に対してです。
「私を探して」は、6年前に失踪した息子を探す母をイ・ヨンエが演じています。その息子をみたという情報から見知らぬ土地と人々の中に飛び込んでいきますが・・・。この作品は、サスペンス要素が強いスリラー映画ですね。
イ・ヨンエは、久しぶりの映画で存在感がなくなったと本人が受賞スピーチで語っていましたが、全然そんなことはなくチャングムからずっと変わらない高い演技力と存在感を示していたと思います。
韓国映画「82年生まれ、キム・ジヨン」の奮闘
そして、今年の春史映画祭では韓国映画「82年生まれ、キム・ジヨン」が奮闘しましたね。
「82年生まれ、キム・ジヨン」では、キム・ミギョンが助演女優賞を受賞しました。そして、キム・ドヨン監督が新人監督賞をめでたく受賞しました。
韓国映画「82年生まれ、キム・ジヨン」は、社会現象になったベストセラーの小説「82年生まれ、キム・ジヨン」が原作になっています。チョン・ユミやコン・ユが主演している作品で、キム・ミギョンはチョン・ユミ演じるヒロインの母親役ですね。
新人監督賞を受賞したキム・ドヨン監督、今後の作品も楽しみですね。
ポン・ジュノ監督 春史映画祭 2020の白鶴賞
第25回春史映画祭において、メインは白鶴賞でした。
白鶴賞は、100年に1度だけ与えられるという大変、名誉ある賞なのですが、それをポン・ジュノ監督が受賞しました。勿論、世界的に認められた韓国映画「パラサイト 半地下の家族」からの受賞です。
100年に1度なので、多分、もう受賞する作品をみることが出来ないかもしれませんね。