韓国を代表する大女優 カン・スヨンが亡くなりました。

享年55歳というあまりにも早い急逝でした。

2001年の韓国ドラマ「女人天下」の主人公チョン・ナンジョン役でカン・スヨンの事をはじめて知りました。ドラマも凄く面白かったのですが、それ以上にカン・スヨンの演技力の高さに脱帽しました。

・・・死去の知らせを聞いてとてもショックです。


カン・スヨンの死去について

カン・スヨン

カン・スヨンは、2022年5月5日午後5時48分頃にソウル市江南区にある自宅で倒れているのを家族が発見しました。その時すでに心肺停止状態だったそうです。

すぐに近くの江南セブランス病院に救急搬送されましたが、脳内出血(ICH)との診断をされて治療を続けてきましたが、2日間意識不明のまま7日に息を引き取りました。

カン・スヨンの臨終には、お兄さんや妹さん、事務所のマネージャーさんもいたそうです。家族に見守られての死去だったのがせめてもの救いでしょうかね。

韓国の偉大なスター、カン・スヨンの葬儀に関しては映画人葬として行われるとの事です。三星ソウル病院内の葬儀場で出棺は5月11日になります。葬儀委員長は、釜山国際映画祭のキム・ドンホ元理事長が務めるそうです。

カン・スヨンの死因 脳内出血とは?

カン・スヨンの死因は、脳内出血でした。そして、病院に運ばれた時は脳内出血でも手術が出来ないほどの状態だったそうです。

脳内出血は、脳の中の細い動脈が破れて出血することで発症します。頭痛や吐き気や嘔吐、半身麻痺や意識障害など様々な症状が現れます。カン・スヨンの様に重篤な場合だと死に直結する病気になります。

脳内出血の原因として多いのは、高血圧からくる高血圧性脳内出血です。高血圧のリスクの他にストレスや飲酒や喫煙など生活習慣病にも関わってくることが報告されているそうです。

そして、脳内出血の怖いところは前兆というか予兆が殆どない事です。突然、症状が起きるので発見が遅れると手遅れになるケースも多いのです。

症状や前兆に関しては脳梗塞と似ていますね。さらに脳梗塞と同様に後遺症に悩まされるケースが多いです。脳内出血や脳梗塞で介護認定される患者さんはとても多いです。

脳内出血を患った日本の芸能人だと、西川史子や清原翔が最近では有名ですかね?

韓国女優 カン・スヨンについて

最後に韓国女優 カン・スヨンのプロフィールや俳優としての功績などを紹介しておきます。

1966年に誕生したカン・スヨンは、子役として4歳で芸能界入りしました。10代までは青春ものの作品に多く出演してアイドル的な人気を獲得していました。

転機となったのは20歳の頃です。

1986年、カン・スヨンが20歳の時に映画「シバジ」でヴェネツィア国際映画祭の主演女優賞を受賞します。韓国俳優でははじめての快挙で大いに話題になりました。

さらに1989年の映画「ハラギャティ 波羅羯諦」でモスクワ映画祭の女優主演賞を受賞。名実ともに国際的女優へと転身していきました。

映画界で多くの作品に主演していきましたが、ドラマにも進出して「女人天下」のナンジョン役は当たり役となりました。ドラマ「女人天下」は高視聴率を記録して50部作品の予定が150部作品へと延長されるほどでした。

そして、カン・スヨンにとって遺作となる作品が映画「JUNG_E」になります。脳の複製を開発する研究所のソヒョン役です。役柄が脳に関係すると言うのが何とも言えませんね。